2019-02-10 1:03 常温で氷がゆっくりと溶けていくように、自分の輪郭がぼやけていく カランと音を立てたときにはもう だいぶ元の形がわからない なんだか頭がぼうっとして 身体が暗闇に沈んでいくような感覚 ときどき頬を伝うものがある 何に思いを巡らせるわけでもなく ただ時間だけが過ぎる 夜は明けるだろうか 明日はくるだろうか くるとしたら、前を向いていますように 愛する人に明るい未来が待っていますように こんなときに浮かんだことがやさしくて よかった